熊本大学医学部を卒業後、自分で責任を持った手術や診断、治療がきちんとしかも若いうちにできるようになるため臨床の外科医を目指し、 東京女子医科大学消化器病センターの外科に行きました。

そこでは日本で一流といわれるような外科医が数名おり、その先生方のもとで実践の外科医療と、
臨床の外科医はどうあるべきかということを学ぶことができました。

私の外科医としての生い立ちがそのような環境の中であったためか、第一線の外科医のあり方とは何だろうかと自分なりに考えてみると、 一番大事なことは患者さんとの信頼であり、そのために必要なものは、医学・医療の知識、手術のテクニック、それと決して忘れてはなら ないものはハートである！と思いました。

私の実践する外科医療はこの三つのうちのどれも欠くことはできないと考えています。

このように考えた時、自分をはじめ職員に求めるものは、「知識」「技術」そして「心」であり、 当院の名称「心葉」もこの三つを柱に、特にハート（心）は、「葉っぱが生い茂るようにいっぱい着き、決して見失うことのないように」という思い入れを込めて、勝手な呼称ですが決めました。

「心葉消化器外科」が、地域や多くの患者さんのためになればと思っています。